マイケル・ポーターの論文にて
マイケル・ポーターは戦略論の大家で、この辺をかじったことがある人なら必ず知っているような大御所ですが、その人が1996年に書いたWhat is strategyというペーパーを読んでいました。Assignmentで指定されている読み物の一つです。
その中でJapanese Compnanies Rarely have Strategiesというコラムがあって、日本企業はオペレーション(操業)の効率化が得意で、国内経済の成長に加えて海外市場を攻略することによって企業が成長していたが、効率化の手段というものはあっと間に拡散されていくので、その(海外との)差が縮まるに連れて自らが招いたトラップに陥りつつある、とそんなことが書かれており、ここから脱出するにはストラテジーが必要と書かれてます。
1996年というとバブルがはじけてまだ数年、まだ経済が元気だった頃ですが既にそういうことが識者には知られていたのだとしみじみと思いました。